廃校にぽつんと残るD51=長野市〔地域〕
時事通信 3月27日(金)9時57分配信
2年前に閉校となった長野市中心部の市立後町小学校で、跡地に残る蒸気機関車D51の行き先が決まらないままになっている。市教育委員会は、「跡地に残すか、別の場所へ移すかを含めて未定だ」と話している。
2年前に閉校となった長野市中心部の市立後町小学校で、跡地に残る蒸気機関車(SL)D51の行き先が決まらないままになっている。
このD51は1940年、旧鉄道省長野工場で誕生。岐阜県中津川機関区などで30年以上働いたが、中央本線の電化で73年に廃車にされた。
同年12月、旧国鉄が長野市に無償貸与。D51は理科資料として後町小のプール脇に置かれた。約40年間、児童らが写生したりよじ登ったりして、大切に見守ってきた。ところがその後町小も、一時1000人を超えた児童数が市街地の居住人口減少に伴い33人まで激減し、2013年3月、閉校に追い込まれた。
解体された校舎の跡地には、来年から長野県立大の学生寮が建設される。市教育委員会は、D51については「跡地に残すか、別の場所へ移すかを含めて未定だ」と話している。
同年12月、旧国鉄が長野市に無償貸与。D51は理科資料として後町小のプール脇に置かれた。約40年間、児童らが写生したりよじ登ったりして、大切に見守ってきた。ところがその後町小も、一時1000人を超えた児童数が市街地の居住人口減少に伴い33人まで激減し、2013年3月、閉校に追い込まれた。
解体された校舎の跡地には、来年から長野県立大の学生寮が建設される。市教育委員会は、D51については「跡地に残すか、別の場所へ移すかを含めて未定だ」と話している。