ギャンブルにのめりこんだ行政マン 不祥事受けて研修実施
西日本新聞 5月28日(木)11時36分配信
ギャンブルにのめりこんだ行政マン 不祥事受けて研修実施
講師を務めた市内在住の精神科医で作家の帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)さん
「一度たくあんになったら大根に戻らないように、人の脳も簡単には元に戻れない。」
ギャンブルにのめり込んだ職員による不祥事が起きたことを受け中間市は27日、ギャンブル依存症の怖さについて職員の理解を深め、再発を防止しようと、係長以上の約130人を対象に研修を行った。
講師を務めた市内在住の精神科医で作家の帚木蓬生(ははきぎ・ほうせい)さんは「全国には依存症の人が530万人いるとされる。これは福岡県の人口にほぼ匹敵する」と指摘。ギャンブル依存症に陥った人が1人で立ち直るのは難しい現状を説明したうえで、「一度たくあんになったら大根に戻らないように、人の脳も簡単には元に戻れない。周囲が異変に気付き、手助けすることが必要だ」と述べた=写真。参加した職員はメモを取るなどしていた。
=2015/05/28付 西日本新聞朝刊=
=2015/05/28付 西日本新聞朝刊=