車ドアと地面に挟まれ3日間、60代女性救助
11日午後5時半すぎ、北海道紋別市の60代の派遣社員の女性が市内の山中で軽乗用車のドアと地面の間に挟まり、身動きが取れなくなっているのを同僚が見つけました。女性は警察と消防に救助され、胸などに痛みを訴えていますが、命に別状はないということです。
女性は8日の夕方、軽乗用車を降りた時、車が後ろに下がり始めたため、ドアを開けて車を止めようとしましたが、転倒し、うつ伏せで挟まったということです。車の中の携帯電話にも手が届かず、3日間、身動きが取れなかったとみられています。(12日11:42)*********************************************************
車ドアと地面に挟まれ3日間…60代女性を救出 北海道
朝日新聞デジタル 8月12日(水)5時32分配信
女性が救出された直後の現場=11日午後6時、北海道紋別市新生、瀧澤信行さん提供
北海道紋別市新生の山道わきの草むらで11日午後5時40分ごろ、軽乗用車のドアと地面の間にうつぶせに挟まれて身動きがとれなくなっていた派遣社員の女性(66)=同市=を同僚の男性が見つけ、救急隊などに救出された。女性は胸や背中の痛みを訴えているが、命に別条はないという。
【写真】女性が救出された直後の現場=11日午後6時、北海道紋別市新生、瀧澤信行さん提供
道警によると、女性は8日午後4時ごろ、山道に駐車して車を降りようとしたところ、山道が緩やかな坂だったため、車が後退。シフトレバーがパーキングに入っていなかったことに気づいた女性は半開きの運転席のドアを車内から右手で押さえ、左手でシフトレバーを操作しようとしたが、車が後ろの立ち木に衝突。このときの衝撃で女性は車外に落ち、開いたドアと地面の約20センチの間に腰を挟まれたという。
女性は一人暮らし。現場は以前、女性が住んでいた自宅のそばで、同僚の男性は女性を捜していた。最高気温が25度を超える日もあったが、道警は「この間に雨が降ったため、女性は脱水症状にならなかったのではないか」とみている。
. 朝日新聞社