厳寒の阿寒湖、湖面に広がる「霜の花」
2016年01月25日 16時12分
凍結した阿寒湖の湖面に現れた「フロストフラワー。後ろは雄阿寒岳(北海道釧路市の阿寒湖で)=上甲鉄撮
白い花が咲くように見えることから「フロストフラワー(霜の花)」と呼ばれる。ひとつの“花”の大きさは3センチ~10センチほど。前日夜から無風で雪が降らず、朝、氷点下20度近くまで冷え込むなどの条件がそろうと、雄阿寒岳を背に咲く無数の“花”を見ることができる。日が昇り気温が上がると溶けて消えてしまう。
阿寒観光協会のガイド・山崎正人さん(41)は「毎朝見られるわけではないが、厳寒の地ならではの美しい光景を観光客にも楽しんでもらえたら」と話している。
北海道では厳しい寒さが続いており、25日朝の最低気温は幌加内ほろかない町と滝上たきのうえ町で氷点下28・8度を記録するなど、各地で今シーズン一番の冷え込みとなった。
2016年01月25日 16時12分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
海の奇跡、氷の宝石 北海道・豊頃の十勝川河口
北海道新聞 1月25日(月)10時39分配信
砂浜に打ち上げられ、宝石のように透き通った氷塊
【豊頃】十勝管内豊頃町大津の十勝川河口近くの海岸に氷塊が次々と打ち上げられている。透明な宝石やクリスタルのようで、幻想的な光景が広がっている。
氷塊は、寒さで凍った十勝川の氷が、日中の暖気などで割れて海に流れ、しけなどで波の高い時、海岸に打ち上げられたもの。形は大きな板氷やラグビーボール形、こぶし大の球形のものまで大小さまざまだ。
豊頃町役場によると、同町出身の写真家が数年前に「ジュエリーアイス」と名付け、太陽の光を浴びて光り輝く神秘的な光景が、道内外の写真家や観光客からも注目されるようになったという。氷塊は1月中旬ごろから打ち上げられ始め、2月中旬まで見られる。
豊頃町役場によると、同町出身の写真家が数年前に「ジュエリーアイス」と名付け、太陽の光を浴びて光り輝く神秘的な光景が、道内外の写真家や観光客からも注目されるようになったという。氷塊は1月中旬ごろから打ち上げられ始め、2月中旬まで見られる。